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浜名湖の夏のシーズン幕明けを飾る花火大会「弁天島海開き花火大会」

弁天島海開き花火大会の歴史と見どころ

花火大会が開催される弁天島は、現在の舞阪から突き出ている半島でしたが、1498年に起きた地震で切り離されて島になったと言われています。
弁天島と呼ばれるようになったのは、1709年に弁天神社が築かれてからです。
明治時代の中ごろから海水浴場や宿泊施設が開設されて、観光地として知られるようになりました。
昭和48年に建設された高さ18メートルの大鳥居は、現在まで弁天島のシンボルタワーとなっています。

この弁天島で「弁天島海開き花火大会」が開かれるようになったのは、明治40年ごろです。
弁天神社奉納花火の伝統を受け継いだイベントとして毎年開催されていました。
弁天島海開き花火大会は100年以上の歴史がある行事でしたが、2013年にいったん終了しています。
その後、有志達の努力で「浜名湖弁天島花火フェス」として再登場し、2019年には約1万人が来場するという盛況ぶりでした。

2020年と2021年は感染症の流行のためイベントは中止となりましたが、2022年に「弁天島花火大会」という名称で、感染対策を行ったうえで開催されました。
「弁天島花火大会」では約1500発の打ち上げ花火が準備され、二尺玉やスターマイン、祝賀花火などが打ち上げられる見事な大会となりました。
大勢の人たちが、浜名湖を眺めながら弁天島大鳥居前の中州から打ち上げられる花火を楽しみました。

花火は浜松市から車で40分ほどのところにある湖西市の花火製作会社である三遠煙火が担当しました。
同社は、岐阜長良川中日花火や諏訪湖祭花火大会、北びわ湖大花火大会など県外の花火大会での花火の打ち上げにも携わってきた歴史のある会社です。
その他に、「遠州新居手筒花火保存会」による手筒花火や、やぐらでの盆踊り、35店ほどのキッチンカーなどの出店もありました。

開催時期の目安とアクセス

2022年は7月2日に行われ、開催時間は15時~21時で、打ち上げ花火は20時から行われました。
盆踊りは19時30分、手筒花火は19時45分です。
2023年の開催日に関してはアナウンスがまだありませんが、弁天島海開き花火大会も弁天島花火大会も7月の初旬に行われてきたことから、7月の初旬に開催されると予想されます。

弁天島花火大会の開催場所は、浜松市西区の弁天島海浜公園です。
JR東海道本線の弁天島駅から歩いて3分の場所にあります。
路線バスの場合は、弁天島温泉バス停から徒歩2分、舞阪協働センターバス停から徒歩6分です。

東名高速道路浜松西ICからは10.9 kmのところにあり、約25分で着きます。
駐車場は400台駐車可能な有料駐車場があり、料金は1回410円です。