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浜松の代表的なB級グルメ「浜松餃子」

浜松餃子

餃子消費量ランキングトップは浜松!?

餃子の消費量はどこが1番なのかといった話題になるとついつい宇都宮と答えてしまう人も多いのですが、実はその順位に変動があり宇都宮が君臨することもあれば2位になる事もあり変動制になっているのです。
宇都宮のトップの地位を脅かしているのが浜松市と宮崎市、京都市であり上位陣は骨肉の争いを繰り広げております。

特に、宇都宮市と浜松市の争いはかなり激しく『家庭で消費される餃子』の支出額での比較を見てみるとデットヒートを繰り返しています。
2020年では浜松市が僅差で1位になっていますが2018年から2020年を平均したデータで見てみると宇都宮市が1位になるなどまだまだ白熱しそうな状況となっているのです。
ここでポイントとなっているのが、それだけ浜松市では餃子に対して相当熱が入っていることになります。

浜松餃子とは

このように餃子の消費量がとても多い浜松市ですが、浜松市奈良ではの餃子も存在しているのです。
そこで定義づけられた言葉として『浜松餃子』が誕生しましたが、この浜松餃子を名乗るためには『3年以上浜松に在住して浜松市内で製造された餃子』が該当するようになりました。
つまり、味に関しては明確な定義はないのです。

3年以上浜松に在住している方であれば、その人が浜松市内で製造した餃子は見事浜松餃子となります。
味や見た目に関して細かい指示はありませんが、それとなく共通するような特徴や魅力が存在しているのでそちらも見ていきましょう。

浜松餃子の歴史について

浜松餃子の歴史をさかのぼってみると戦後の混乱期にまで到達します。
つまり1940年代までさかのぼることになるのです。
この頃は米や小麦などの粉ものを使った食べ物を売る人が多く、麺類特にラーメンが多く売られるようになります。
このラーメンとセットで出されることが多かったのが焼き餃子であり、今の日本の大衆食なのです。

多くの場所で売られるようになったラーメンと餃子はその地方独自の味付けをされることが多く、徐々に変化していきます。
浜松市ではキャベツや玉ねぎが多く作られていたこと、養豚業が盛んだったので豚肉が確保しやすかったことがありこの3つを使った餃子が多く売られるようになります。

浜松餃子の魅力や特徴

浜松餃子はこのようにキャベツや玉ねぎそして豚肉を使って作られることが多く、古くから浜松の餃子が好きという人にとってはあっさり風味でありながらも濃くがある豚肉が使われていることが最大の魅力となっています。
確保しやすいことから美味しいのに安く手に入りやすいのも相まって浜松人にとっての郷土料理となりました。

また、浜松の人達にとっては当たり前となっている光景なのですが、他の県の人達から見るとびっくりされることが多いのが餃子のお持ち帰り文化です。
浜松餃子はお持ち帰り専用コーナーがあるので、多く頼んで食べ残してしまったとしてもお持ち帰りして家で堪能することが出来ます。